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入院や高齢者施設への入居時に必要な「身元保証」を知っていますか?
「おひとりさま」の方が入院する際、身元保証をお願いできる人がおらず、困ってしまうことがあるのをご存知ですか?身元保証は責任の重い立場であるため、いざとなるとご家族や親族には頼みにくいものなのです。
この記事では、なぜご家族や親族に身元保証を頼みにくいと感じてしまうのか、身元保証を誰にも頼めない場合にどのような対処法があるかをご紹介しています。
将来、入院が必要になったときに備え、身元保証について考えてみましょう。
入院する際に必要な身元保証とは
病院に入院する際、身元保証人を求められることがあります。そもそも、この身元保証とはどんな役割を求められるのでしょうか。以下の2つが、それにあたります。
・連帯保証
・身元引受
以前はこれらを区別せず、ひとくくりに「保証人」とする病院が多数でした。しかし現在では役割を分け、「連帯保証人」「身元引受人」のそれぞれを求められることが多くなっています。
では、連帯保証と身元引受が、具体的にはどのような内容なのか見ていきましょう。
連帯保証
連帯保証とは、入院費用や治療費などの金銭的な保証のことを言います。「入院する方と生計を別にする人」が保証人の条件であることが一般的です。ご家族以外の親族の方にお願いすることが多いです。
連帯保証の内容は病院によって様々です。
・限度額なし
・100~200万円程度の限度額あり など
また、入院保証金をあらかじめ納めておくことを条件に、連帯保証人を免除する病院もあります。
身元引受
身元引受は、万が一の際にご遺体を引き取ることを指します。入院する方との意思疎通が困難になった際には、ご本人に代わり意思決定を行うこともあります。そのため、緊急連絡先になっていただくのはもちろんのこと、転院が必要になった時など、あらゆる場面での対応を求められる立場と言えます。
親族やご家族でも身元保証を頼みにくい場合がある
親族やご家族にも日々の生活があり、それぞれの事情があるものです。
親族やご家族に身元保証を頼みにくい、と感じてしまうことが多いのは次のようなケースです。
・他の親族の介護をしている
・働き盛りで忙しくしている
・住まいが遠方である
・毎回のお礼が必要で気を遣う
1つずつ、詳しく見ていきましょう。
他の親族の介護をしている
すでに他の親族の介護をしている、または今後する可能性がある方には、身元保証を頼みにくいものです。介護中であれば、例え入院している病院から呼び出しがかかったとしても、すぐに駆けつけることは難しいでしょう。また介護をしていると、気を張り詰めた毎日が続いていきますから、精神的な負担も抱えておられることがほとんどです。
体力面や精神面での負担を増やしてしまうことが気がかりで、自分の身元保証人まで引き受けもらうのは、気が引けてしまうかもしれません。
働き盛りで忙しくしている
身元保証の依頼を検討している方が働き盛りである場合も、いざとなるとお願いをしにくい可能性があります。身元保証人は、治療の方針を聞く場で同席を求められたり、容態が急変するなど万が一の場合に対応をしたりと、想像以上に役割が多いものです。また入退院する際には、身元保証人として付き添いやお見舞いもしなければと、気を遣ってくださるかもしれません。
そのたびに、仕事の都合をつけてもらうのは、申し訳ない気持ちになってしまうでしょう。
住まいが遠方である
ご家族や親族が遠方にお住まいの場合も、身元保証を依頼するハードルは高くなってしまいます。自分のために時間をかけて来てもらうことを考えると、相手の負担になるのではと、気になってしまうでしょう。
遠方の方に身元保証をお願いする際は、交通費の問題も出てきます。こちらが負担するつもりでいても、親族の方が気を遣って受け取らない場合もあります。金銭面については、事前によく話し合っておくと良いかも知れません。
毎回のお礼が必要で気を遣う
身元保証という責任の重い立場を引き受けていただくにあたり、どのような「お礼」を渡そうかと悩む方が多いようです。
それは、現金を渡すのであればいくらにするか、品物を渡すのであればどんな品が気に入ってもらえるだろうかと、気がかりなことが1つ増えることになります。
入院前後の大変な時期は、少しでも心穏やかに過ごしたいものです。ご家族や親族に気を遣って気疲れしてしまうことは、早く回復するためにも避けたいものです。
身元保証を頼める人がいない場合の対応策
ここまでお伝えしてきた通り、ご家族や親族に身元保証を依頼するのは簡単なことではありません。では、身元保証をお願いできる人がいない場合は、どうすればいいのでしょうか。対応策は主に如何に2つになります。
・連帯保証人以外の選択肢を検討する
・民間の身元保証サービスを利用する
それぞれ、詳しくみていきましょう。
連帯保証人以外の選択肢を検討する
病院によっては、次のような対応をとることで連帯保証を免除してもらえます。
・事前にクレジットカードを登録する
・入院保証金を納めておく
・病院と提携した保証会社を利用する
クレジットカードに対応している病院であれば、入院時にカード番号を登録しておくことで、連帯保証人が必要ないことがあります。
あるいは、入院時に保証金を納めておき、退院時に実際の治療費との差額を精算するという、入院保証金という仕組みを取り入れている病院もあります。
その他にも、病院と連携した保証会社があり、そこを利用する場合は、保証料を支払うことで一定額までの債務を保証してもらえるとシステムもあります。
ただし、全ての病院でこれらの対応をしてもらえるわけではありません。入院することが分かったら、すぐに連帯保証を免除してもらえる方法があるかを確認してみましょう。
民間の身元保証サービスを利用する
身元引受人が見つからない場合は、民間の身元保証サービスの利用を検討しましょう。入院時の身元保証を依頼できる他、万が一の際には死後事務についても依頼することができます。
(▼死後事務委任契約についての詳しい記事はこちら▼)
こちらは、あくまでも民間のサービスですから事業内容や料金体系は様々です。そのため、一度にまとまったお金を納付しなければならないケースもあります。いくつか比較検討し、信頼できる事業者に依頼するのがおすすめです。
急な入院に備え、身元保証の確認をしましょう
急病やケガで、入院が必要なときは突然にやってきます。そのような事態に備え、以下の2つの準備から始めてみませんか。
・ご家族や親族と、身元保証について話してみる
・民間の身元保証会社について調べてみる
様々なケースを想定しながら、身元保証について考えてみましょう。
おひとりさまの身元保証ならテラスライフへ
考えた結果、やはりご家族や親族に頼むのは気が引ける、または、頼れるような人が見つからなかった。そんな時には、ぜひお気軽にテラスライフへご相談ください。
テラスライフでは、入院時に限らず、賃貸物件を借りる際や高齢者施設への入居時などにも必要な身元保証人代行をさせていただいております。また、身元保証人代行と併せて、入院時の付き添いや緊急時の駆けつけなども承っておりますので、お客様のご希望に合わせてしっかりサポート可能です。
専門の知識を持ったスタッフが、親身になってお話しを伺います。せひ、お気軽にご連絡ください。もちろん、ご相談は無料です。
テラスライフ電話番号:045-370-7085
(監修:行政書士・尾形達也)
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