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2022年5月27日
エンディングノートで始める終活

終活を始めるならエンディングノートから

 

「そろそろ終活をしようかな…」と考えたときに、どこから手を付けていいものか分からないかもしれません。

そんなときは、まずエンディングノートを書いてみる事をお勧めしています。

 

市販のエンディングノートには、用意されている欄を埋めていくことにより、自分のこれまで歩んできた道を振り返りながら、家族に伝えておくべきことや想いを遺しておく事が出来ます。

 

扱っている項目は多岐に渡りますが、このノートを記入していく事で、自分個人の基本情報から財産、健康、医療、介護、葬儀、お墓、相続の事まで、現状を確認しながら、自分の要望を遺しておく事ができます。

 

エンディングノートが世に初めて出たのは1991年の事です。葬儀の返礼品などを扱う会社の創業者が制作した『マイエンディング私の準備ノート』と『lfご家族のための準備ノート』が人気となり、計5万部が発行されました。

 

その後、2010年に文具メーカーのコクヨが『もしもの時に役立つノート』を発売。3年間で40万部の大ヒットとなったことで、エンディングノートの認知度が急激に高まりました。

 

現在では、多くの出版社や文具メーカーが発行している他、高齢者向け企業や自治体などではサービスとして無料で提供しているところもあります。

 

 

エンディングノートを書くことの4つのメリット

 

①家族の負担を減らすことができる

いくら仲のいい家族であっても、財産の詳しい話や死後のことなどを聞きにくいものです。通帳や資産などをまとめて確認したら、忘れていた財産が見つかるかもしれません。

 

②自分の意志をはっきりとした形で残す

延命措置をするかどうかなどの重大な決断を家族がしなければならない場面があるかもしれません。そういった場合に、エンディングノートに本人の記録や希望が記載されていれば家族の負担は軽くなります。

 

③家族や友人に想いを伝える

エンディングノートを書きながら、自分の人生を振り返り、人間関係を改めて確認していく事で、これまであまり伝える事が出来なかった、家族や友人、お世話になった人たちへの感謝の想いなどを記し伝える事ができます。

 

④今後の人生設計ができる

エンディングノートは、人生の終末や死後のためだけに書くものではありません。これまでを振り返ることで、何が大切で、今後どうしていきたいかを見つめ直す機会でもあります。エンディングノートを書く事で、今後の人生設計に活かしていく事ができます。

 

このように多くのメリットがあるエンディングノートですが、記載項目が多いことから、途中で挫折してしまうのでは無いかと心配される方も多いでしょう。

しかし、エンディングノートで自分自身の考えや現状を整理しておくことによって、そのままスムーズに遺言書の作成にステップアップも可能なのです。

エンディングノートもまだ書き終わっていないのに、もう遺言書の話だなんて気が早いと思われるかも知れませんが、両者の大きな違いは記載内容に法的拘束力があるかないかという点です。

エンディングノートに記入を進めていった結果、「ここは譲れないな」と思う項目も見つかるかも知れません。その時のために、こちらの記事もよろしければご覧ください。↓

なぜ遺言書を作成したほうがいいのか|遺言書に書いて法的効力を発揮すること・しないこと

 

 

エンディングノートの書き方に決まりはあるの?

 

エンディングノートの書き方に決まりはありません。

とりあえず、書けるところからどんどん書く、書き方は自由に、といったまずは気楽な気持ちで書いてみて下さい。

 

とは言え項目は多岐に渡り、調べなければわからない事もあるので、明日やろう明後日やろうと後回しにすることなく、お元気なうちに前もって書いておくのが良いでしょう。

最近では、30代、40代からエンディングノートを書き始める人も増えており、終活を始めることに「早すぎる」ということはないという価値観が浸透しつつあります。

また、書き終わってからも定期的に見直し、変化があればその都度書き直しておきましょう。

そしてエンディングノートのことは家族に伝えておき、紛失したり他人の手に渡ったりしないように、しっかりと保管してください。

 

 

エンディングノートは、これからの人生の指針にも

 

エンディングノートを書く事は、自分の人生を振り返ると共に、周りの人たちに伝えたい事を整理し、今後の人生設計をご自身で組み立てていくということです。

エンディング、という名はついていますが、決してそれは終わりに向かっていくだけでの行為ではなく、むしろこれから自分はどう生きるのかということを、はっきりと理解するための行為なのかも知れません。

自身の状況や考えをまとめるために、それを紙に書きだす行為は間違いなく有益です。

まずは終活に向けて、エンディングノートを入手するところから始めてみてはいかがでしょうか?

 

また、お住まいの自治体の窓口で無料配布している場合もあります。

インターネットで「無料 エンディングノート」などのキーワードで検索すれば無料ダウンロード出来るサイトも数多くあります。

 

お近くの書店や文具店で実物を確認しながら購入するのも良いですし、楽天やAmazon等のオンラインストアでも多数取り扱っています。

 

終活の事で相談したい事や、ご質問等がありましたら、「身元保証サービス」と「終活サービス」をワンストップで提供している、テラスライフまでお気軽にご相談下さい。

お元気な内から皆様の「家族」としてサポートいたします。

 

テラスライフ電話番号:045-370-7085

(監修:行政書士・尾形達也)

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